Science

むかしむかし

こんな昔話を考えてみたんだがどうぢゃろう。 むかしむかし、あるところに、いろんな生き物が住んでいました。生き物たちは、乏しい食料を分け合って、慎ましく暮らしておりました。ところがあるとき、一匹がこういうことに気付きました。「○○と××を組み合わ…

創造論の魅力

おお、びじうのとこのコメント欄に id:NATROM さんがいる。脚気の話、面白かったです。それはさておき、 進化論よりも創造論を採用するたった一つの理由 (びじうのログ) 創造論を採用するメリットがあるとしたら、努力をすれば報われる、と教えてくれる事じ…

おばあさん仮説

おばあさん仮説が正しいのかどうかは判断つかないんで別に肩持つわけじゃないんだが、トンデモってわけじゃなくそれなりに根拠と合理性のある仮説だと言う気はしてるんで、解説してみる。

人間はなぜ空を飛べないのか

なぜ人間は空を飛べないんでしょうか。多くの人は「翼が無いから」と答えるかと思うけど、実はそれって間違いなんぢゃよー。

イラ

昨晩 Twitter でイラの話が出たので。 九州地方には、海で「イラに噛まれる」という表現があります。説明が難しいんだが、砂浜の海水浴場で海に入ると、波打ち際で何かに噛まれた/刺されたようにチクっと痛むことがよくある。それを「イラに噛まれた」と言う…

Scientific American を読んでたら、こんな記事が載ってました。 Today's Trivia (Scientific American) Q: The hammer and the stirrup are common names for two out of the three small bones in our inner ears. What is the third called? A: The anvil…

昆虫4億年の旅

連休に東京都写真美術館で シュルレアリスムと写真 -- 痙攣する美 を見に行ったときにチラシをもらってきたのだけどすっかり忘れてた。 今森光彦写真展 昆虫4億年の旅 だそうな。7月〜8月という開催期間は夏休みの小学生男子狙いという気もしなくもないが(小…

ナノメートルサイズのラジオ

世界初、カーボンナノチューブ分子1個の完全なラジオ (Wired Vision) この画期的なナノラジオはカーボンナノチューブ分子1個のみで構成されており、アンテナ、調節可能なバンドパスフィルター、増幅器、復調器と、ラジオに不可欠な部品すべての役割を同時に…

盲点

私が日経サイエンスを好きになるきっかけになった記事、もう15年前のに載った記事なんですが、いまだに印象に強く残ってる記事があるので、紹介しませう。 人間の目には盲点というやつがあります。視神経の伸び方の関係で、網膜の中で一点だけ見えないところ…

三本脚ロボット

バージニア工科大が作った、胴体をひっくり返しながら歩く三本足ロボット。むにょんとひっくり返るところが良い感じ。

Musica Mundana

「クイーン」ギタリストが天文学の博士論文提出 (朝日新聞) 著名な英国のロックバンド「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイさん(60)が3日、ロンドンのインペリアル・カレッジに天文学の博士論文を提出した。メイさんはかつて同カレッジに在籍し…

鉄の臭い

今なんかやたらと鉄の臭いがするのだけど、どっから臭ってるのかわからない。 そういや鉄の臭いって、鉄自体の臭いじゃなくて、哺乳類の皮脂が鉄と接触したときに触媒反応で分解されてできるケトンの臭いなんだそうですな。純粋な鉄に臭いは無いけど、人間が…

ダイヤモンド電極

コレステロール、ダイヤで測定 食肉成分分析で新手法 (朝日新聞) 「コレステロールとダイヤモンドという大衆受けしそうな単語を散りばめれば読まれるという安易な考えだなこの記者」と思いつつも、なんでダイヤモンド電極だと性能が良くなるのかてのがわから…

かっこいい数学用語

kotonoha の 数学用語はカッコイイ というコトを読んで、かっこいい数学用語を考えてみた。 真性特異点 可測 稠密 自己同型 たかだか可算 特に最後のはしびれるほどかっこいい。日常生活の中でも使ってみたい。「今週中に終わらせなきゃいけない仕事なんて、…

大洪水

ちょっと前のニュースだけど 地中海の深海底に巨大な塩水湖 死海より濃い塩分濃度 最近の研究では、600万年ほど昔の地中海って一回干上がったということがわかってるらしいですな。中新世の終わり頃に大陸移動のせいで北米大陸と南米大陸がくっつくと、大西…

体温で充電できる?

人工ダイヤ原料を加熱し発電 「体温充電」携帯も可能に 2000度でも溶けず、自動車のエンジンや工場から出る700度以上の廃熱を利用して発電できる。発電効率がよいため、体温で充電する携帯電話などへの応用もできそうだ。理屈はわかるけど、体温で充…

味覚と脳内神経伝達物質

この研究があと5年ぐらいたったら白塗りの役に立つかも。

ストラディヴァリウス

New Scientist に Why do Stradivari's violins sound sublime? という記事が。ストラディヴァリウスやガルネリの音色が他のヴァイオリンと違うのは何故かを20年以上研究し続けて来たテキサスA&M大の Joseph Nagyvary 博士 (自らもヴァイオリン製作者らしい)…

果実

今日憶えたメモ。苺やリンゴなど普通に食べる部分は、実は植物学的に言うと「果実」ではない。苺の表面に並んでる「種」と呼ばれる一粒一粒が実は「果実」で、赤い部分は「偽果」という。リンゴの場合も、本当に「果実」なのは真中の芯の部分だけで、普通食…

Moonlight Mile

今週のスペリオールのやつなんだけど、デブリが問題になるのって、相対速度が大きい時だけであって(運動エネルギーは速度の二乗に比例するから)、今回みたいに周囲を漂ってるだけなら(相対速度が小さいなら)ほぼ全く問題無いような気がするのだけど、違う?

日経サイエンス

今月号も朝永振一郎特集がクオリティ高かった。量子力学の各理論における「くりこみ可能」とはどういうことかとか、カットオフの意味とか、説明が秀逸。ニュートンにゃ真似できめえ。 アメリカの Scientific American は読者層として「理系大学卒の主婦」を…

ミレニアム問題

これが解けたら100万ドル(1億円ぐらい)をアメリカのクレイ研究所から懸賞金としてもらえる、っつう数学の問題が七つほどあるんですが、リーマン予想とかポワンカレ予想とかP≠NP予想とか。slashdot.orgによると、そのうちの一つ「ナヴィエ・ストークス方程式…

日経サイエンス

かなり久しぶりに日経サイエンスを読んだら、やばい、ちょう面白い。癌の原因は幹細胞の暴走だとか、負の屈折率を持つ物質(メタマテリアル)とか、鳥の視覚は三原色ではなく四原色だとか、読んでてワクワクする話ばかり。このワクワク感はニュートンでは味わ…

プラネタリウム

朝日新聞の記事より 逆に世間の関心の膨らみを歓迎するのは、日本プラネタリウム協会の北原政子会長。「冥王星が惑星から格下げとか、惑星が一つなくなるというマイナスイメージはまったく持たない。夏休みと重なることもあり、プラネタリウムに足を運ぶきっ…

セロトニン

nakanohito から習ったところによると セロトニンは、感情を安定させて安心感をもたらす神経伝達物質。 セロトニンが不足すると、情緒不安定になったり、鬱病になったりする。また食欲を抑えにくくなる。 プロザックのようなSSRI(選択的セロトニン再取り込み…