論理と感情

バカにするもなにも、実際そうじゃんか。「感情にアピールする形でプロパガンダを撒く」のが一番日本人にアピールするってのは動かしがたい事実で、規制派は全く正しく事実を把握してるじゃん。敵ながら天晴。それを「バカにされている」と捉える方こそ寝言としか思えん。「日本人の弱点を見事に突かれたのでムカつく」てのが実際のところぢゃろ。

エロゲー規制派・児童ポルノ規制派の考え方の恐ろしさ
俺が一番ムカつくのは、規制派が理性を信じていない、つまりは日本国民をバカだと思っているところだ。自分の主張を、客観的な証拠と論理を用いて広げるのではなく、感情にアピールする形でプロパガンダを撒けば世論の支持が得られると思っているところだ。我々を、論理的にモノの考えられないアホと考えているからこそ取り得る手法だ。要するに、バカにされているわけだ。

日本人が論理的にモノを考えられるのは、論理的に考えることで自分の感情と合致した結論が出てくる場合だけぢゃよ。論理的に考えた結果が自分の感情と矛盾すれば、論理の方を平気で無視する。感情の方が先にあって、論理は感情を正当化する口実としてしか捉えられてない。このリンク先の記事も「自分の感情を正当化する口実に論理を使っている」パターンの絶好のサンプルぢゃよな。
付け加えると、その良し悪しってのは簡単には言えなくて、100%感情を排して論理だけで考える方がベターとも限らない。日本人的な思考形態の方が結果的に良いアウトカムを生む場合もある。ただ、今回のこのケースについて言えば、「お前らもっと怒れ」てのは逆効果ぢゃろ。毎日新聞のスポンサー下ろしが成功したのは、抗議が日本人の感情とよくマッチしたからだ。抗議が正当だったからじゃなく、感情的に受け入れられたため。今回はむしろ逆ぢゃろ。「規制反対派はこんなに攻撃的」という印象を与えるリスクの方が高い。ていうか、怒って自爆することこそ規制派の思う壺だってことがわからんか?