La voix (in)humaine

コクトー+プーランクの La Voix Humaine を元にしたオペラ、ということでオペラシティまで観に行ったんですが、コクトーのモチーフだけ借りてローラン・テシュネさんが創作したオペラ、という感じの一作でした。物語は「アリアドネの糸」を下敷きにしたもので、音楽的にはプーランクの和声を尊重しつつクープランとシュトゥックが入ってる(とテシュネさんは主張してるのだけどシュトゥックはわかったけどどの辺がクープランかは何ともよくわかだだかった)。
このテシュネさんという人がどういう人なのかよくわからないので後で調べよう。どうもチェンバロのバックグラウンドを持つ人らしいけど、他にもいろんなことに手を出してる模様。今回びっくりしたのはチェンバロであんなに現代音楽風の不気味な音が出せるのだなということ。物語の内容は歌が全部フランス語だったので正直よくわからんかったのですが、音楽的には面白かった。