音楽に対する不純なアプローチ

うお、なんか見てきたように物を言われた気がする。元記事は優越感ゲームについての話が主題ですが、ここでは不純な動機によるコミュニケーションについての話をします。

■[本家の下書き]ポストモダン的状況下でライバル達に差をつける記号は何? (id:p_shirokuma)
逆に、これだけニッチの細かい分野だからこそ、音楽は異なる二人を結ぶ架け橋として期待出来るかもしれない。特に、誰もが知っているわけではない分野を知っている者同士であれば、音楽の話題でひとしきり盛り上がる事が出来るし、一緒に音楽を聴いて感情を共有するチャンスすら得られるかもしれない。よって音楽の場合、“差を付ける”ではなく“差が少ない”ことを提示するツールとしての使い方のほうが有効なのかもしれない。特にマイナーなジャンルの音楽ほどこうした効果は期待できる。

うむ、その方向で生きとるよ私は。好きな女の子が音楽好きだったら、その子の好きな音楽を繰り返し聴いて、背景情報を調べまくって、会話を合わせられるように頑張る。筋肉少女帯は時間切れで間に合わなかったがな。
「なんて不純な動機なのっ!」とお怒りの向きもありましょうが、自分の趣味の幅が広がるということもあります。女の子と別れたからと言ってその音楽を聴かなくなるわけではなく(まあ別れてしばらくは辛くて聴けなかったりすることもあるけど)、それも一つの自分の成長と言えるんでないかと。
ちなみにこういう不純な動機で音楽を用いる場合、「自分もそのジャンルが好きだけど君ほど詳しいわけじゃないから教えてくれない?」という立場を取るのが経験上有効かと思います。男女を問わずたいていの人って自分の好きな趣味については教えたがりだから。ついでに言うと、単に黙って教わってるだけじゃなくて、教えてもらったことに対して良い反応を返すことが重要と見られる。相手が答え易い質問を発したりとか、その回答に対して「また一つ賢くなった」的なことをアピールするとか。その辺、優越感ゲームとは正反対のベクトルのテクニックがいろいろあるみたいです。いや、この話はあまりに不純過ぎるのでこの辺でやめとこう。