貧困国問題

池田信夫 blog の The White Man's Burden はすごく正しいと思う。現状の資金援助ってのは、免罪符を買ってるだけという感が強い。
ただ、日本人がこの手の話を聞くと、「資金援助なんか偽善だ」と言って止めるだけ止めといて、じゃあ代わりに 貧困の現場に立ち会って住民の望むものを把握し、それを地域の中で自律的に実現するしくみをつくる ために何かするかってえと、それすらしない、つまり「何もしないための言い訳としてこの手の話を引き合いに出す」だけに終わることが多いんで、どうしたものかなと。「もうキリスト教諸国なんかあてにならねえからここは日本が率先して『日本の誇る薄型コンドームをアフリカに普及させよう』運動を起こそうぜ」みたいな話が日本人の間から上がることってきっと無いよねえ。ホワイトバンドってのも、あれは資金援助のためのものじゃなくて「貧困国問題を意識してもらって考えさせる」ためのものだったんだけど、池田信夫すらこういう風に書いてる始末だしね。まあ池田信夫って、「お前のやってることはダメだ」的にばっさり切り捨てるのは得意だけど、「何ができるか一緒に考えてみよう」的なアプローチには向かない人だとは思う(笑)。
とかいうことを、浜田省吾の A New Style War を聞きながら考えますた。J-BOY からもう20年かあ。


地下から地下へ運ばれた Bomb
国家に養われた Terrorist
成層圏に Military Satellite
It's A NEW STYLE WAR

飽食の北を支えている
飢えた南の痩せた土地
払うべき代償は高く
いつか A NEW STYLE WAR

貧困は差別へと 怒りは暴力へと
受けいれるか 立ち向かうか
どこへも逃げ出す場所は無い
It's A NEW STYLE WAR

ひび割れた Nuclear Power
雨に溶け 風に乗って
受け止めるか 立ち止まるか
どこへも隠れる場所は無い
It's A NEW STYLE WAR

愛は時に あまりに脆く
自由はシステムに組み込まれ
正義はバランスで計られ
It's A NEW STYLE WAR

J.BOY

J.BOY