ジャン=マルク・ルイサダ

6月6日午後6時のダミアン的日時に紀尾井ホールでジャン=マルク・ルイサダのリサイタルがあったので、妻と二人で聴いてきました。
今回はついに、ついに、プログラムに以下の注意書きが追加されてしまいました。

  • 拍手は作品ごとにお願いいたします。また、音楽が完全に終わりきるまでお控えくださいますよう、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
  • 配布いたしておりますプログラム等を演奏中にご覧の際は、音のでないよう周りのお客様にご配慮いただきますようお願い申し上げます。

最近行ったコンサート/リサイタルではどれもこれもこの辺酷いと毎回のように私も日記に書いてたんですけど、日本全体でこの辺りのマナー低下が目立っていたんでないかと思われるなこれって。
さてリサイタルの中身ですが、私の大好きなショパンノクターンOp.27-2が良かった。ポリーニの演奏と比べると(私の中ではポリーニショパンの基準になっておるのだ)何というか自由闊達? 蝶のように舞ってる感じ。あとアンコールの「沈める寺」(ドビュッシー)が良かった。あと、前回失敗して怒られていた譜めくりの人がまた来ていてやっぱり怒られてた。「そもそも楽譜いるのかね? みんな暗譜するもんじゃない?」「でもルイサダだと暗譜は危険かも」などと妻と話しておりました。