恋愛に伴うリスク

異性に対して積極的でない男性が本当にこの三つのリスクを普段から意識しているのかという点については、かなり大きな疑問を感じる。本当の理由は他にあるのに、後付けの合理化として(普段は意識してない)リスクをわざわざ探してきた、と私には見える。例えリスクヘッジの方法が他にできたとしても、本当の理由の方が除去されない限り、彼らの行動は変わらない、と見るが、どうか。

異性に対して積極的でない男性について
男女交際の社会的リスクはまず3点。民事訴訟の対象となるリスク、刑事訴訟の対象となるリスク、社会的信用を失墜させるリスク。これらのリスクが後期近代において可視化されたことにより、「積極的に異性に働きかけない」という形でのリスクヘッジも可能となった。

とは言っても「後付けの合理化のように感じる」のも私の直感に過ぎないので、はっきりしたことを言うには、例えば計量心理学とかそこそこもっともらしい形での検証が必要ぢゃろね。例えば、恋愛に積極的でない男性でも恋愛以外ではこういったリスクを無視して行動する例がよく見られる気がするのだけど、その辺を定量的に分析するとか。
私としては、異性に対して積極的でない男性って、上記のリスクが可視化される遥か以前からずっと一定量存在していて、でも見合いとか社会的な制度で救済されていたので可視化されなかっただけ、という説の方に信憑性を感じる。 http://raurublock.tumblr.com/post/56848626 みたいな話。
じゃあ本当の理由は何なのか、それはおそらく昔からずっと存在し続けてた理由ってことになると思うんだけど、それが何なのかは、私にもよくわからん。ただ、理由が何であるにせよ、その理由を取り除くのは難しそうだと思うなあ。でも無理して理由を取り除く必要も無いんじゃないかと思うのね。去年暮れに書いた 結婚から始めよう みたいな感じで。