外人が日本を正しく理解する記事

/.orgに上がった日本の記事がおもしろすぎる (id:kuenishi) はもう1年前に書かれた記事なんですが、たまたま今日になってこれを見つけたので (saitamazihen経由) 読んでみて、おおおーと。もともとは「日本の総選挙はWebの利用が認められていない」という去年の総選挙のときに問題になった話なんですが、外人たちがそれを寄ってたかって日本固有の問題として分析してて、話が教育問題にまで及んでて、興味深い。
んでもって、これを読んでて毎日新聞問題を思い出してしまいました。例の毎日新聞の話が最近盛り上がってて、「日本を誤解させる記事を書きやがって!」とみんなで寄ってたかって盛大に叩くのは娯楽として楽しいんですが、じゃあ正しく日本のことを伝えようかってことになると、まあこうなるよね。つうか伝えるまでもなく外人は日本のことを良く知ってると思われる、この slashdot.org の記事を読む限り。
毎日新聞の問題てのは、毎日新聞が潰れれば解決する話だと思います。あの一連の馬鹿記事で実害があった言うよりはプライドの問題で、毎日新聞の社内構造的な問題は大きいけど毎日新聞自身が腹を切って死ねばそれも解決だし、叩いてる側も溜飲を下げて満足するんだと思う。そういう意味では解決策が明快だし、だからその解決策に向かってみんな盛り上がってるんだな。
一方 slashdot.org で外人たちが正しく認識している日本の問題は、これは解決策が見当たらんよねえ。だから盛り上がりようが無いし、みんな不満は言うけど具体的に解決しようという意気込みも沸いてこんわな。しかし、日本が本当に取り組まなきゃいかん問題てのは、何なんぢゃろうのう。