カーボンファイバー


炭素繊維で車1割軽く・東レと日産、車台開発 (日経)
東レ日産自動車などと共同で、先端材料の炭素繊維を使い、自動車の基幹部品である車台(プラットホーム)を大幅に軽量化する技術を開発した。自動車全体の重量を1割減らし、燃費性能を4―5%改善。耐衝撃性も1.5倍に高まる。3年後をめどに市販車への採用をめざす。温暖化ガスの排出削減に向けた世界的な燃費規制の強化を背景に、鉄を主力にする自動車用素材の転換が加速しそうだ。
燃費向上は良いことだし、金属素材は値上がりが著しいのでメーカーとしても採用インセンティブがあると思うのだけど、炭素繊維には「リサイクルが難しい」という大きな欠点があって、それをどうするのか気になる。廃車した後に恐ろしくスクラップしづらい車台が残るように思うんだが。
先月開催されたセミナー クルマの軽量化・低コスト化を可能にする金属・樹脂技術の最前線 のプログラムを見ると、他ならぬ東レの愛媛工場複合材料研究所長という人が「車体の生産から廃棄に至るまでのライフサイクルにおいて、四つのテーマを設定して技術開発を行っている」と講演したらしいので、どんな感じだったのか知りたい。