クリスチャン・ツィメルマン
妻がツィメルマンの大ファンでして、5月18日はサントリーホールまでツィメルマンのリサイタルを聞きに行きました。曲目は
- J.S.バッハ:パルティータ第2番 ハ短調 BWV826
- ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 op.111
- ブラームス:4つの小品 op.119
- シマノフスキ:ポーランド民謡の主題による変奏曲 op.10
アンコール無しでした。
ベートーベンの32番って聞くのが今回初めてだった。ピアノ弾きとしてダメだな。第二楽章の変装部が良い曲なのね。すでに古典派でない。
ベートーベンが終わった後の休憩で調律の人がグランドピアノの鍵盤部(たぶんハンマーも込み)をばこっとはずしたのでびびった。どうも最初に使ってた鍵盤はバッハ用の鍵盤で、ブラームスとシマノフスキは別の鍵盤に挿し替えて弾いたんだそうな。
あと、シマノフスキのフィナーレで、とんでもなく早いフライングで拍手したP最前列の人。深く反省してください。私も妻もたいへん怒っています。2ちゃんねるのツィメルマンスレでも槍玉にあげられています。日本人は拍手のタイミングが早いとはよく言われますが、標準的日本人から見ても尋常でない早さでした。ペダルを放さないどころか、どう見てもまだ演奏姿勢だっただろうに。何を考えていたんだいったい。