無線LANを悪用されることは罪

私の考えは逆ぢゃよ。無線LANを悪用されることは罪なのだ、という意識を徹底させるべき。違法ダウンロードが罰せられるべき罪かどうかは正直そうでもないんじゃないかと思う。でも無線LANにきちんとしたセキュリティをかけていないことは、キリスト教七つの大罪にプラス1個してもいいぐらいの罪。その点で私は Bruce Schneier と真っ向から対立してるわけだけど。

違法ダウンロードに対するネットアクセス遮断法案が難航中のフランス
次に、処分の対象が必ずしも、実際に違法ダウンロードをした人ではなくなってしまう可能性が残る点も指摘に挙がっている。同法案ではIPアドレスをベースにユーザーを特定することになる。この場合、子どもが違法ダウンロードをしたために親までもインターネットへのアクセスが遮断されるのは想像に難くないが、遊びに来た子どもの友達や知人が自宅の回線を使って違法ダウンロードする可能性もある。無線LANが悪用されて、来客でもないまったくの赤の他人が違法ダウンロードをする可能性も、ゼロとはいえないだろう。

まあこれについては、IPアドレスでしか情報の通信相手を特定できないっつうTCP/IPの限界が一番いかんのだろうなとは思う。IPパケット1個1個を公開鍵で署名してから発出して中継ルータでも1個1個署名を検証するぐらいのことは1973年時点でプロトコル設計に入れてて当然だったよねー(嘘)。