嘘の流し易さ

定性的にはその通りだと思う。たぶん人類が言語を発明した頃からずっと、嘘を流すという行為は行われてたんだろう。とは言え、「今も昔も変わらない」で終わらせるのもつまらんよな。「定量的に考えてみたら」とか発想してみると、さらに面白い方向に話が広がるんぢゃなかろおか。

恣意的な編集による卑劣な情報操作 - otsune

恣意的な編集による卑劣な情報操作
hisaruki:
ってやっぱりあると思うんだよね。
自分が昨日postした首切り茂吉のquoteも、ちょっとググったら本当は単なる2chの釣りだってことが後のレスですぐわかったんだけど、「これ敢えて本文だけ流したら普通に広まって都市伝説化しそうで面白いかもな」とつい出来心でやってみたら、一晩で100くらいreblogされちゃって。
2chと違ってtumblrってあまりpost内容に自分の言葉でレスポンスする風潮が無いから全然指摘もされないまま拡散していくんだよね。
これが新聞だったら、レスポンスする場所である投書欄の内容すら編集出来ちゃうんだから尚のことですよ。おお、こわいこわい。
きっとこのtextは茂吉のquoteほどreblogされないだろうから、首切り茂吉は今後もどこかのdashboardで生きつづけるんだろうね。
Quoteネタを微妙になんでもかんでもtumblr関連にするのとかもこの関連だよなぁ。伝言ゲームの先端でマジに信じちゃってる人は確かに存在するんだもの。

いわゆる「都市伝説」のほとんどは全部そうだから今に始まった事ではない。Wikipediaガセビアとかきっこのブログとかも引き合いに出す必要も無いか。

例えば Tumblr で「嘘の伝わる早さ」は格段にアップした、てのはたぶん間違いないように思う。もちろんこれって「役に立つ情報の伝わる早さ」が Tumblr でアップしたことと表裏一体の関係にあるのは言うまでもない。MTBF (Mean Time Between Fraud) とか計算して比較してみるとよいかも。
信じ易さはどうだろう。友達から Face to Face で噂話を聞くのと、TVや新聞経由と、Wikipedia の記事を読むのと、Twitter の timeline で読むのと、Tumblr で reblog するのと、とかいうのを比較すると、信じてしまい易いのはどれだろう。もし計量心理学的に計測した研究があれば読んでみたい。
とかまあ、「○○と一緒」からさらに一歩考えを進めて、「どの程度一緒か、どの程度違うか」まで考えてみると面白かったりせんぢゃろか。