自動車教習所の倒産

教習料金を前払いした人の救済が問題になってるみたいだけど、基本的には自己責任だろうなあ。自動車教習所はもちろん学校でさえも倒産しないとは言い切れない。そして倒産すれば債権はたいてい紙切れになる。それはとても大事なことなので、我々も日頃から自覚しておかにゃならんと思う。
ただ、倒産しないと言い切れないのに受講料全額先払いが当たり前となっている業界慣行には疑問が大きい。これに限らず、業者間決裁は手形なのに消費者だけ何でも現金前払いっつう日本の仕組みっておかしいのでは。消費者は明らかに舐められてると思う。アメリカ人が小切手にこだわるのは「支払いのコントロール権を消費者が持つ」ていう意味もあるんじゃなかろうかと思う次第。今回の例で言えば、教習所側が教習履行義務を果たすまで料金は第三者に供託されるのが筋で、まあそれを簡略化すれば手形/小切手決裁てな形になるんかなと。場当たり的な「被害者救済」で逃げるんじゃなくて、システム自体の問題点を改善しなきゃいかんと思うんぢゃよ私は。