会話の上手い人
この見方はまだまだ甘いな。相手から会話を引き出せる人が「会話の上手い人」なんぢゃよ。
会話を楽しもうとしてるのに (はてな匿名ダイアリー)
女は意見を交換するとかの目的で会話をしようとなんてしていなくて、肯定されるために会話をしている。
「肯定されるために話をしている」と見るのは片手落ちぢゃよ。肯定することは大事だけど、女性が一方的に話して男性が肯定するだけでは十分でない。女性が話す→男性がリアクションする→そのリアクションが女性からさらなる会話を引き出す、というサイクルが重要。
時として疑問や否定を差し挟むことも逆に効果的だったりする。ただしそれが女性から新たな会話を引き出せる場合に限るがな。会話はキャッチボールと言われるけど、男性が打撃投手になって女性にフリーバッティングさせるという例えの方が的確かもしれん。打者が打てるところに投げることが重要で、そのために必要になるのは制球力。打てる範囲でいろんな球を織り交ぜて投げてやると、打者も「打ってて楽しい」と感じる。もちろん相手がどこまで打てるかはちゃんと見極められないといかん。
あえて同じ内容を言うならば、俺「それって不思議だけど、お店やってると固定資産税が安くなるらしいんだよ」みたいにまず相手の発言内容と無知を肯定するした上で、事実を説明すれば「へーそうなんだー」との返答が期待できると思う。
女性の返答が「へーそうなんだー」だけだったら、それはむしろ打撃投手として失敗したサインだと私は見るが。
ポイントを繰り返そう。女性は気持ちよく話すために会話をしている。「肯定される」ことはそのごく一部の要素に過ぎない。女性に気持ちよく話させるためのテクニックは実に多岐に渡り、とても奥が深い。私も理屈じゃあわかってるんだが、実践はなかなか難しいよのう。
あと最後にもう一つ。矢野顕子のしようよは良い曲ぢゃよね。会話のテクニックも大事だけど、一番必要なのは「会話を持つことは二人仲良くやっていくための生命線」みたいな根本の意識だと思う。
ピヤノアキコ。~the best of solo piano songs~ (SACD-Hybrid)
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