はてなが流行らない問題

これも定期的に出る話題ではあるんだが、

Twitter: wooser
はてなを見てて感じるのは、頭のいい人が頭のいい人のためのサービスを作っても絶対に世の中のメインストリームにはなれないってこと。なぜなら、世の中には圧倒的に頭の悪い人の方が多いから。

まあ確かにそういう感も否定できんわなあ。「頭がいい人の、頭がいい人による、頭がいい人のためのサービス」てな感じか。
ところで、この点については、一昨年ぐらいに duke が Rauru Blog に レゴ関連で書いた話があって、私もそれに割と同意。

LEGO と Web 2.0 に共通する問題 (Rauru Blog)
Web 2.0 も同じではないだろうか。以前私は 「買収されるために Web 2.0 企業を立ち上げる動き」を嘆いた ことがあったが、実はその方が良いのかもしれない。立ち上げる方は面白いことだけを考えて beta まで作り、買収した側が Blackstone のようにサービスの組み合わせを考えつつ一般人を育てていく。結局それがベストの解なのでは。

アメリカだと、アイデア勝負の startup を立ち上げて、Yahoo! だか Google だか Microsoft だかに買収されて、そういう大企業の対消費者プロな人たちに大きなラインナップの一部に組み込んでもらって、全体の中で育て方を任せる、てのが割とよく行われてる。日本にそういう「育て方のプロ」がいないのは、いろいろと不運なのかもしれん。