携帯の不便さ

ケータイ世代の視野の狭さ(id:NOV1975)
つまり、あえて視野の狭さを選択し、コミュニケーションという目的に特化しているのが携帯世代であり、携帯にとっての読みやすさは情報量の少なさである。小説からマンガに娯楽が移行したとき、マンガが秘める情報量は小説のそれとは質が違うものの、単純に「字が減った」では表わせない多数の別の情報を含んでいた。果たして、携帯上にそれはあるか。携帯上でのコミュニケーションにおけるメタメッセージは未だ発展途上であるとも感じる。

私もPCと携帯を両方使うけど、携帯で不便だと思うのは、画面の狭さもあるけれど、一番の問題はこういうとき。

  • 複数のページを開いて参照・情報チェックしながらコメントを書く
  • そういった他所のソースからの引用

Google で情報を引きながら記事を書く、みたいなことが携帯では絶望的に面倒くさい。逆にそういうことをしないのなら、携帯でもそこそこ用は足りる。
「この日記のこの記事と、前にあっちで読んだあの記事に書いてあったことを組み合わせると、面白い考察ができそうだ」とか思うことって、結構よくあるよね? あるいは「お前先月は全然逆のこと書いてたよな」とか、「本当かよ、ちょっと関連情報検索してみよう」とか。そういう時に別タブ開いて読んできて、両方を引用して記事を一本仕立てる、みたいなことやりたいんだけど、みんなそう思わない? 私にとっては、そこまでやって「コミュニケーション」なんだけど。
携帯しか使わないユーザというのは、そういうことをしないユーザ、とイコールなんだろう。PCを使っているユーザも、大半はそういうことしてないのかもしれんなあ。例えば日記にコメントつけるときでも、今目の前にある文章に対して感じたことをコメントするだけ。そういう使い方なら、携帯でも特に問題無いと思う。私も Twitter でつぶやいてる分には携帯で用が足りてる。