アンダルシアの犬

ブニュエルとダリが1929年に作ったアレ。既に著作権切れてるので安心して見てよい。
http://youtube.com/watch?v=DgEftZ4U3AE
http://youtube.com/watch?v=XojHMkOlDQw
http://youtube.com/watch?v=1DhqMrgq1RM
しかしこれ、シュルレアリスム映画の金字塔なのは間違いないけど、映画としてはまあやっぱ売れんだろう。眼球が切り裂かれるシーンはショックだけど、全体として「わけわかんない」が普通の人の評価だと思う。実験的作品だよな。
実は7〜8年前にこの手の古典映画をネット上で有料ストリーム配信するシステムを某社のために作ったことがありました。RealServer のバックエンドを Perl で叩くシステムだったんだけど。私がこの映画を見たのはその時が初めてでした。いやシュルレアリスムというジャンル自体は小学生の頃に家にあった百科事典の図版のダリのとこを見てからずっと好きだったし、アンダルシアの犬という映画があることも百科事典読んで知ってはいたんだけど、映画館で上映されることもレンタルビデオ屋に並ぶことも無いしな。「おおこれか!」と感動しながら見たのでありました。
そのシステムでは、確か1本300円とかいう料金設定だったんだけど、でもアンダルシアの犬は売れんかったなあ。まあ仕方ない。チャップリンとかはまあそこそこ売れていた記憶がある。
とかいうことを、シュルレアリスムと写真 -- 痙攣する美 つう企画展が東京都写真美術館で開催中だって話を twitter で読んで思い出しました。5月6日まで。4月20日,26日,27日にはシンポジウム/講演会もやるらしいよ。