胡桃の殻の庭

ねむねむねむねむ (グッズ屋の、いたって普通な、その日暮らし)
今朝ラジオを流しながら作業をしていたらお話の時間に親指姫をやっていた。胡桃の殻のベットに薔薇の花びらのお布団で眠っているんだそうな。そういえば読んだ読んだ。そういうお話を思い出しました。胡桃に閉じこもって眠ってしまいたい。。。

あんまり関係ないけど、「庭にクルミの殻を敷き詰める」という話を思い出しました。
20年以上昔、生まれて初めて東京を訪れた時(小学6年生の夏休み/妹と二人で飛行機乗って)、吉祥寺パルコの中にあった本屋で「子供部屋」とか何かそういうタイトルのアメリカのDIY系写真集の邦訳を古本で買ったんです。たしか600円だったと記憶。前半が「庭に子供の遊び場を作る」で、後半が「家の中にいろんな仕掛けのある子供部屋を作る」っつう内容で、アメリカの(中流以上の)いろんな家庭の庭や子供部屋を紹介するもの。庭には当然秘密基地とかあるし、仕掛けはいかにも男の子の喜びそうなもの。しかも日曜大工で自作するときたものだ。あれは本当にワクワクする本だった。いや、どう考えても日本の家庭事情・気候環境に適用するには無理無理なんだけど。
その中に、庭に何を敷き詰めるか、という解説がありました。「敷き詰める」ってとこからしてもう日本人の発想を超えてるよね。砂利は転んだ時に怪我しやすく(もちろん全力で走り回れるサイズの庭が想定されてる)、砂は安全だけど家の中に持ち込まれやすい。アメリカではモミの木の樹皮を細かく千切ったものを敷き詰めることが多いって書いてあって、ほんとかよってのは未だに解決してない疑問なんですが(数年おきに葺き替えが必要らしい)、それより良いとされてたのがクルミの殻を潰したものを庭に敷き詰めるっつう案。現実的に考えてどうよと思わんでもないですが、でも小学生の目はその庭の光景を想像してキラキラですよ。見てみたいー。
今ではさすがに目はキラキラしませんけど、クルミの殻で敷き詰められた庭を一度は見てみたいと今でも思っちょります。