はしか輸出国ニッポン

日経のこの記事は見事だったと言えよう。


医療・バイオ「話題の核心」 麻疹(はしか)大流行の裏側 東京都は緊急対策、避けたい「麻疹輸出国」 (日経BIZ+PLUS)
2003年5月に新型肺炎SARSにかかった台湾人医師が日本を旅行した時を思い出してほしい。新聞やテレビは連日トップニュースで扱い、同医師の立ち寄り先を消毒する光景が繰り返し放映された。今後、麻疹を持ち込んだ日本人旅行者が同じように非難される事態を起こさないためにも、強力な対策と我々自身の意識改革が迫られる。
てのも、↑が載ったすぐ次の日に↓なニュースが。ひょっとして知ってたのか?

修学旅行生、カナダで隔離 はしか流行、海外に波紋 (朝日新聞)
カナダを修学旅行で訪れた東京都内の高校2年生の一行で、生徒の1人がはしかのような症状を訴え、病院で治療と検査を受けていることが29日、わかった。残りの生徒らは滞在先のホテルに一時「隔離」され、感染検査を受けたという。
麻疹って、今でも世界中で毎年100万人の死者が出てる病気で、日本でも江戸時代の頃は天然痘と並ぶ疫病とみなされてたわけで、本当は恐ろしい病気なんだよな。しかしすでに現場では抗体検査薬が品切れだというし…