Philosophers' Football Match

昨晩の Twitter Timeline で話に出ていた、Monty Python の「哲学者サッカー対決、ドイツ vs ギリシャ」の動画です。

これ見たこと無いと思ったら、BBCMonty Python で放送されたものじゃなくて、ドイツ版 Monty Python の中で作られたものを英語でリメイクして Hollywood Bowl に収めたものだったのね。いわれてみるとドイツ的かもしれん。
中身はってえと… ギリシャとドイツは哲学者を数多く輩出したことで有名で、それこそ「哲学者でサッカーチームが組める」ぐらい。というのを文字通りそのままやってしまったのがこのギャグ。ギリシャ側はソクラテスアリストテレス、エピクルスなどなど。ドイツ側はライプニッツニーチェヴィトゲンシュタインなどなど。一人だけ、皇帝ベッケンバウアーも混じってます(なんと本人が出演)。主審は孔子ラインズマンが聖アウグスティヌストマス・アキナスです。
試合開始のホイッスルが鳴ると、誰もボールを蹴らず、両チームとも哲学的思索にふけり始めるという展開。ニーチェが「儒教には自由意志がない」と言い出して孔子イエローカードを切られるとか。89分過ぎになってアルキメデスが「エウレーカ!」と叫んでボールの使い方を発見してシュート、ソクラテスのヘディングで突っ込んで一点を挙げる。ところがこれに対してヘーゲルが「シュートが決まったという現実はア・プリオリな非自然主義的倫理の付属物に過ぎない」とか言い出して抗議する… まあそんなギャグです。