消滅の光輪 (眉村卓)
とんでもなく久々にこの名前を目にした。日本人の書いたSFとしてはベスト3に入る傑作だと思う。泉鏡花文学賞受賞作。
本格SF長編小説でいいの教えてください (アルファルファモザ使い lv.2) 58 名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/23(土) 18:57 もう古典かな。眉村卓の「消滅の光輪」はお薦め。ちょっと長いかな と思ってもぐいぐい引き込まれる。実はおれ、基本的に小説の再読はしない んだが、これだけは再読どころか10回は読んだと思う。それほどの出来だ。 59 名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/23(土) 21:03 >>58 読んだことないけど、サラリーマンSFなんだっけ? どこが面白いのかなあ。ちょっと気にはなってるので 魅力を伝えてほしい。 61 名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/24(日) 00:57 >>59 別にサラリーマンSFと言うわけじゃないよ。太陽新星化による危機から数年以内 に住民を移動させなければならない司政官というそのその殖民惑星での最高責任者 の苦悩と出来事を描いていると書いてもわかんないだろうからこれは読んでないなら 騙されたと思って読むと必ず得する小説だよ。まず上げられるのは秀逸な人間描写。 スケールの大きな話を体制の側から描いているから緻密なプロットの積み重ねによって 見事な世界観を形成している。それに実はこの作品で描写される上品な恋愛の描き方は 本当に好きだな。ラストはとても爽やかだ。 10年に一度の傑作と言っても過言ではない。
最初に読んだのは高校生の頃だからもう20年以上昔だなあ。上京したときも文庫本持ってきて、たぶん20回以上読んだ。前々回の引越しのときに紛失してしまったのが悔やまれる。パソコン通信時代に「真瀬行雄」というハンドルを使ってたこともあったよ。
ただ、「消滅の光輪」は司政官シリーズの中でも特別な成功作だよね
という指摘も否定できんわい。「引き潮のとき」には結構期待してたんだがなあ…
しかし amazon め、1巻485円、2巻900円、3巻3,360円っつう価格設定、どー見ても罠としか思えん。
- 作者: 眉村卓
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