Romanes Eunt Domus

Monty Python の映画 Life of Brian の中で一番好きなシーン。ローマ帝国支配下ユダヤで、反ローマのユダヤ人ゲリラ組織に加盟した主人公ブライアンが、壁に「ローマ人よ、帰れ!」とアジ文書を書こうとするところ。ローマ人に向けて書くわけだから、当然ローマ人の言語であるラテン語で書くわけです。とそこに、ゲリラ取り締まりの兵士を率いるローマ軍の百卒長がやってくる。
http://youtube.com/watch?v=IIAdHEwiAy8

百卒長: これは何と書いてあるんだ? Romanes eunt domus? 「Romanes と呼ばれている人々が家に向かって行く」だと? ブライアン: 「ローマ人よ、帰れ!」です 百卒長: 全然違う! ローマ人をラテン語で言うと? ほら早く! (耳をつねりながら) ブライアン: ろ、"Romanus" です! 百卒長: 格変化形は? ブライアン: あ、Annus 形です! 百卒長: Annus の呼格複数形は? ブライアン: Anni? 百卒長: そう、Romani でなきゃいかん。次、Eunt って何だ? ブライアン: 「行く」だから… 百卒長: 活用形は? ブライアン: Ire, eo, is, it, imus, itis, eunt! 百卒長: じゃあ eunt は? ブライアン: 三人称複数現在直説法、「彼らが行く」です! 百卒長: 「ローマ人よ帰れ」は命令だ。そしたら? ブライアン: 命令形? 百卒長: 命令形は? ブライアン: I! 百卒長: (ますます耳をつねりながら) ローマ人は何人! ブライアン: 複数!複数! Ite! Iteです! 百卒長: Ite だ。次、Domus? 主格? 「帰れ」だったら行動の方向じゃないのか? ブライアン: 与格です、先生! 百卒長: (剣を抜いてブライアンの首に押し当てる) ブライアン: ち、ちがう! 与格じゃなくて対格です! Domum, いや、ad domum です! 百卒長: しかし domus だと? ブライアン: 所格です、先生! 百卒長: それだと? ブライアン: Domum です! 百卒長: Domum と… わかったか? ブライアン: わかりました先生! 百卒長: これを100回書き取りだ ブライアン: はい!ありがとうございます先生!ハイルシーザー!