オリコンvs 津田さんの

サクレ屋の 「痛い」って便利 ってタイトルに大きく頷く。私はこの「痛い」って言葉が大嫌いです。

「痛い」って言うだけで途端に対象より優位に立ててしまう錯覚を起こせるので「痛い」とはお手軽に便利に悪意や嫌悪感を表現する手段ですね
まさしくまさしく。実際には「私はこいつが嫌い」というだけの個人的理由しかないのに、それを「あいつはダメ」という一般的な非難に転化するのが、この「痛い」という言葉。
それとは関係ないんですが、大企業による恫喝訴訟というのは、今後ますます増えていくと思われるので、その対策を今から考えてくことも必要かと。今回の津田さんの件については、もう起きてしまった話なので、今回のニュースを広めて「オリコンが悪い」的な世論を盛り上げるのが得策だと思います。でも今後も同じようなことが発生した場合、同じ手は通じなくなってくると読みます。この手の恫喝訴訟は今後どんどん増えてくるから、熱しやすく冷めやすい世論とゆうやつは「ああまたか」となってしまうのが必定。それに、今回の津田さんのケースは明らかにオリコンが悪いってわかるけど、誹謗風説流布とかで本当に訴訟が必要なケースってのもあるからね。線引き難しいけど。
じゃあ何が必要かと言うと、ずばり訴訟保険でしょう。今回の津田さんの件って、反訴すれば絶対勝てるし、訴訟費用も取り返せると思うのね。でも応訴するだけで200万以上ってのが最大の問題で、だからこそ恫喝訴訟なんていう卑怯な手段が成立する。それに対抗するには、訴えられたときに裁判費用をカバーする保険てのが一番良いと思うわけです。自動車保険みたいな感じでのジャーナリスト/ブロガー向け訴訟保険てのを作ってくれませんかね東京海上さあん。実際裁判が起きたら、その道のプロがやってきて、裁判費用が安くあがるようにいろいろアドバイスしてくれる、とか。できたらみんなで入りましょうよ。
今までの日本人は、普通に生活してれば裁判なんてものに関わることなく一生を終えられました。でもそういう古き良き時代は20世紀とともに終わったんだって認識すべきだと思うのね。21世紀は、生きてるだけでも訴えられるリスクが無視できない時代。それを我々一般市民全員が一人一人ちゃんと認識して、そのリスクから身を守るためにどうしたらいいかって考えなきゃいかんのじゃないかい。