光源

先週のモーニングのプラチナを読んでたら、自然光を取り入れたチャペルの話が出てきて、光源の使い方というのをいろいろ思い出してしまいました。10年以上昔、3次元CG作って遊んでいた若かりし頃のことです。
LightWave 3D を触りだした当初の私は、なんせ何も知らなかったので、3次元モデリングこそが重要だと信じきっており、ただひたすら立体造形の腕を磨いておりました。論理演算ドリルでぐりぐり削るのとか大得意。
ところが実際にこれをレイトレースして表示してみると、形は素晴らしいのに、なんか綺麗じゃない。ポリゴンには色ぬったり綺麗なテクスチャ貼り付けたりしてるのに、発色も良くない。おまけに影のつき方もいまいち。そこに至って初めて、光をうまく当てないとダメだと気づいた次第で。
そっからモデリングよりも光源配置に凝るようになりました。並行光源・点光源・スポットライト・アンビエント光なんかをいくつも組み合わせて配置していろいろ向き変えてみたりとか。ラジオシティ計算して間接照明も操れるようになったときは感動ぢゃった。
それから10年以上3次元CGって触ってなかったのですが、最近日本橋に行ったときに「街灯デザインコンテスト」の候補作を発表してるのがあって、そこでも「こういうのって光源配置してレンダリングするのが重要だよなあ」と思ったのでありました。光源をどう置くとどういう光と影ができるのか、って、楽しいよね。