夏の思い出

私が10歳ぐらいまで住んでいた鹿児島の家は、冷房はおろか網戸すらなく、夏は窓を全開放でした。窓と言うよりは縁側って作りだったので風通しは抜群でしたが、当然虫も入ってくると。寝るとき蚊帳が必須だったのは言うまでもありませんが、「猫を蚊帳の中に入れちゃいけない」という不思議なルールまでありました。しかし蚊よりも迷惑なのが実は蛾。御飯食べてると蛍光灯の回りを蛾が飛び回って鱗粉が落ちてくるんですよ。夏だとだいたい8時前ぐらいが日没で(夏の鹿児島はとても日没が遅い)、それを過ぎると蛾がやってくるので、晩御飯はそれまでに食べ終らなければいけない、というこっちは割と実用的なルールもありました。
とか話すと「トトロっぽい」とか言われるんですが。