のだめカンタービレ (二ノ宮知子)

utsutsuさんとこでのだめの話が出てるのを読んで。
実は私も最初にのだめを読んだとき、一昨年ぐらいかなあ、立ち読みでしたすんません、そんときは1巻の途中で投げた記憶があります。正直言って、1巻ってあんまり面白くないと思う。
なんだけど、今年に入って諸々の事情から「読まにゃ」ということになって、9巻までまとめて買い込んできて帰りの電車の中で読み始めたところ、面白いか面白くないか判断する前に4巻ぐらいまで進んで、止まらなくなってしまった。
2巻〜7巻の主人公って千秋だよね。心理描写の量だって段違いだし。のだめに振り回される千秋に感情移入しつつ読むのが正しいんじゃないかと思うのだけど。そんな感情移入無理? まあそうだなあ。性欲無さそうだし。
あと、恋愛的要素が強くなってくると(つまり音楽の話が付け足しっぽくなってくると)読者からブーイングが出る、という話もあるらしいですな。パリ編はよくそういう感じに流れがちだからなあ。彩子のコシ・ファン・トゥッティの話なんか恋愛と音楽が見事に噛み合っててすごく良かったと思うのだけど、ああいうのはそうそう書けんかやっぱ。